テキストサイズ

本気になんかならない

第28章 green flowers

それから始まったバイトだけれど、
これがけっこう楽しくて。
千尋店長もオーナーも良くしてくれて、時間があれば、和史さんに料理を習って。
気づくと俺は、はまっていた。

本日、白峯から店のみなさんによろしくと玉子30個を預かった俺は、保冷バックを担いで事務室で挨拶。
茶色い玉子を見ながら、千尋さんが話す。

「なんだかんだ言ったって、シンプルたまごかけごはん※が一番好きだな~。

まず白身だけご飯に混ぜて、しょうゆ垂らして。
最後に黄身を中央に乗せて、がっつく。
いろいろ試したけど俺は、この手順なんだよね~」

「それ、おいしそうですね」

「今日の夕飯にしような~。
こんなにあるんだから、ひとり3杯は食べられるな!
残ったら和史にプリン作ってもらお!」

30個…多いかと思ったんだけど、ちょうどよかった。

※生タマゴは、ビオチン吸収阻害の可能性があるので熱を通した方がよいとか。たまごかけご飯、おいしいのにな~。気になるかたは、しらぺてみてくださいm(。_。)m。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ