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本気になんかならない

第33章 告白

"愛してる"
このひとことを俺は胸に繰りかえし、彼女と重なる。

口にするのを躊躇したのは
彼女と通じた今、気持ちが昂りすぎて
泣いてしまいそうだったから。

最後に彼女を抱いたあの日の、自分の偽りが
いまさら、のしかかってきて

今までのつらかった片想いを吐きだしてしまいそうだったから。

今後、思う存分伝えられると思ったから。。

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