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本気になんかならない

第36章 夜は恋蛍

私は心臓に静まれと説得を試みる。

悪いことは言わない、あきらめて?
それがあなたの幸せの道。

彼はどう見たって未成年。
私は、。

目をさまして?
困難な恋愛とわかっていて、進むなんてどうかしてる。

理性はそう訴えるけれど、

それでも、彼よ!
こんなに心を騒がせる人には、二度と会えないわ!
今日、声をかけなくてどうするの!

またたく間に、何倍にも膨れあがった感情をもて余す。
こんなに強く思ったことなんてなくて。

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