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本気になんかならない

第6章 最後の夜

通話を切った北里が俺に詰めよってくる。

「和君、見つけた!っもう!勝手に帰らないでよ!
用事って何よ?」

「本を買いに」

俺は北里から顔をそむけてウソをついた。

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