
ショート・ショート
第2章 2.密姫
「やっぱり花が反応した。
君は僕の密姫だよ。」
秘部へと指を伸ばして
パンツの上から、円を描くようになぞった。
ゆっくりと、じらすように。
3周回る頃には、パンツはびしょびしょだった。
やめて、いや、
言葉を口に発することができなかった、
身体に力が入らなかった。
彼は顔を近づけて、嗅いで、舐めた。
悪寒が全身を駆け巡った。
彼の表情はまるで甘いものを食べた後のような、しあわせな表情をしている。
そして、もう一回、あともう一回。
何度も何度も舐めた続けた。
