ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~
第3章 ~幼少期から中高生時代〜
2度目の出会いは、中学の入学式の日。
それは偶然なのか運命なのか、
リョウちゃんと5年ぶりに再会した。
「仲田 亮です。よろしく………」
って、半ばぶっきら棒に教壇の前で自己紹介をしていた。
だけど、そのときは……
何となく無愛想で、近寄りがたさを感じていた。
だから、感動の再会のはずなのに。
何となく声をかけられなかった。
この時期、転入生が入ってくるのは珍しいのか、
リョウちゃんはすぐに、クラスメートから注目を浴びていた。
「お前、どこから来たんだぁ?」
「仲良くしようぜ」
仲間意識をオープンにして話しかけてくる男子生徒もいたけれど。
なかには、タチの悪い連中もいた。
「あいつ、女よりもチビだぜ~」
「本当に、中学生か~?」
担任の先生が、リョウちゃんに席に着くようにと言ったけれど。
リョウちゃんは、そのまま悪い連中の方へ。
「おい、今 何つった?」
リョウちゃんが、悪い連中の一人の胸ぐらを掴んで言った。
その瞬間、
一気にクラス中が騒然となった。
何か、嫌(ヤ)な予感……
「あぁ~~? チビをチビだと言って何か悪いのか~?」
その男子生徒も、怯むことなく言葉を返した。
その直後、大乱闘が始まり、クラス中が大騒ぎ。
騒ぎを起こした二人は、1週間の停学処分という形になった。
一度も会話を交わさないまま、3日ほど過ぎたある日。
私は、職員室の前に立っていた。
「先生。リョウちゃ……じゃなくて、
仲田くんの家の住所を教えてください」
一度、「リョウちゃん」って言いかけたけど、
すぐに言い直した。
すると先生は、
「でもねぇ~ 問題のある生徒だからね~…」
困ったような表情を見せながら、そう言ったけれど。
熱心に頼み込んだら、住所を教えてくれた。
入学してから、まだ幾日も経っていないのに。
リョウちゃんは、いつの間にか
『問題のある生徒』にされていた。
大人たちは勝手に、そうと決めつける。
リョウちゃんは、何も悪くないのに……
それは偶然なのか運命なのか、
リョウちゃんと5年ぶりに再会した。
「仲田 亮です。よろしく………」
って、半ばぶっきら棒に教壇の前で自己紹介をしていた。
だけど、そのときは……
何となく無愛想で、近寄りがたさを感じていた。
だから、感動の再会のはずなのに。
何となく声をかけられなかった。
この時期、転入生が入ってくるのは珍しいのか、
リョウちゃんはすぐに、クラスメートから注目を浴びていた。
「お前、どこから来たんだぁ?」
「仲良くしようぜ」
仲間意識をオープンにして話しかけてくる男子生徒もいたけれど。
なかには、タチの悪い連中もいた。
「あいつ、女よりもチビだぜ~」
「本当に、中学生か~?」
担任の先生が、リョウちゃんに席に着くようにと言ったけれど。
リョウちゃんは、そのまま悪い連中の方へ。
「おい、今 何つった?」
リョウちゃんが、悪い連中の一人の胸ぐらを掴んで言った。
その瞬間、
一気にクラス中が騒然となった。
何か、嫌(ヤ)な予感……
「あぁ~~? チビをチビだと言って何か悪いのか~?」
その男子生徒も、怯むことなく言葉を返した。
その直後、大乱闘が始まり、クラス中が大騒ぎ。
騒ぎを起こした二人は、1週間の停学処分という形になった。
一度も会話を交わさないまま、3日ほど過ぎたある日。
私は、職員室の前に立っていた。
「先生。リョウちゃ……じゃなくて、
仲田くんの家の住所を教えてください」
一度、「リョウちゃん」って言いかけたけど、
すぐに言い直した。
すると先生は、
「でもねぇ~ 問題のある生徒だからね~…」
困ったような表情を見せながら、そう言ったけれど。
熱心に頼み込んだら、住所を教えてくれた。
入学してから、まだ幾日も経っていないのに。
リョウちゃんは、いつの間にか
『問題のある生徒』にされていた。
大人たちは勝手に、そうと決めつける。
リョウちゃんは、何も悪くないのに……