
take a breather
第23章 証
〈智サイド〉
結婚の次は子供かよ…
次から次へと痛い所を突いて来るな…
俺からしてみれば、そんな事どうでもいい事なんだけど
あ〜…翔のやつ、せっかく立ち直ったのに、また落ち込んでる
俺たちの子供はブルーが居れば十分だろ?
俯いている翔の手を、テーブルの下で握った
ハッとして顔を上げた翔が、俺の顔を見る
「早くメシ食おう?」
笑顔でそう言うと、俺が言いたい事が分かったのか、翔も笑顔で応えてくれる
「はい」
翔から手を離し、両手を合わせる
「いただきます」
「「いただきます」」
翔と絵莉が俺の後について挨拶をする
うん…ちゃんとこういう所は、ねぇちゃんもしつけが出来てる
てか、絵莉にしてみれば、俺と翔が付き合ってるなんて思いもしないだろうから
これまでの事も、悪気があって話してる訳でもねぇんだろうなぁ
「ねぇ、智」
「ん?なんだ?」
マグカップに口を付けながら、絵莉を見る
「ごはん食べたらデートしよ?」
「ぶっ!デ、デート⁉︎」
口に含んだコーヒーを吹き出した
「あーもー、智ってばレディの前で汚い…」
翔がティッシュで俺の口とテーブルを拭いた
「あ、わりぃ…翔…」
「いいえ」
優しく微笑む翔に、良い嫁を貰ったなぁ…と内心ほくそ笑んだ
「ねぇ、いいでしょ?デート
本当はパパとお買い物に行く予定だったのに、急に駄目になって寂しいんだもん」
そっか…パパさんと買い物に行く予定だったのか…
だったらいいか、それくらい付き合ってやっても
「よし!じゃあ、買い物行くか!
パパの代わりに何か買ってやる」
「ありがとう、智」
やっぱりなんだかんだ言っても、俺も絵莉には甘いんだな
結婚の次は子供かよ…
次から次へと痛い所を突いて来るな…
俺からしてみれば、そんな事どうでもいい事なんだけど
あ〜…翔のやつ、せっかく立ち直ったのに、また落ち込んでる
俺たちの子供はブルーが居れば十分だろ?
俯いている翔の手を、テーブルの下で握った
ハッとして顔を上げた翔が、俺の顔を見る
「早くメシ食おう?」
笑顔でそう言うと、俺が言いたい事が分かったのか、翔も笑顔で応えてくれる
「はい」
翔から手を離し、両手を合わせる
「いただきます」
「「いただきます」」
翔と絵莉が俺の後について挨拶をする
うん…ちゃんとこういう所は、ねぇちゃんもしつけが出来てる
てか、絵莉にしてみれば、俺と翔が付き合ってるなんて思いもしないだろうから
これまでの事も、悪気があって話してる訳でもねぇんだろうなぁ
「ねぇ、智」
「ん?なんだ?」
マグカップに口を付けながら、絵莉を見る
「ごはん食べたらデートしよ?」
「ぶっ!デ、デート⁉︎」
口に含んだコーヒーを吹き出した
「あーもー、智ってばレディの前で汚い…」
翔がティッシュで俺の口とテーブルを拭いた
「あ、わりぃ…翔…」
「いいえ」
優しく微笑む翔に、良い嫁を貰ったなぁ…と内心ほくそ笑んだ
「ねぇ、いいでしょ?デート
本当はパパとお買い物に行く予定だったのに、急に駄目になって寂しいんだもん」
そっか…パパさんと買い物に行く予定だったのか…
だったらいいか、それくらい付き合ってやっても
「よし!じゃあ、買い物行くか!
パパの代わりに何か買ってやる」
「ありがとう、智」
やっぱりなんだかんだ言っても、俺も絵莉には甘いんだな
