CAさんの秘密のお仕事
第10章 元カレの暴走
奈穂「…体、まだ熱いな…」
平気なふりをしていたが本当はまだ辛く
体は熱を持ち足取りもフラフラ
一人で立っているのが
やっとだった
奈穂「ダメだ、このままじゃ帰れない…
気分が落ち着くまで医務室で少し休まさ
せてもらおう…」
壁伝いに歩きながら医務室を目指したが
足に力が入らず視界までも
揺れ始めていた
奈穂「あ、れ…」
足がもつれ顔面から倒れてしまった奈穂
だけど痛みに襲われる事はなく
優しい温もりが…
奈穂「誰、宏樹さ…ん…」
どうやら誰かが受け止めてくれたようだ
だけど奈穂はその人の顔を見る前に
意識を失ってしまい
気づいたら…
奈穂「…あれっ、ここは…」
医務室のベッドの上で横になっていた