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それは数時間前の事…


小百合「じゃあこれっ、今日のお客様の
資料ね」

奈穂「ありがとうございます」

小百合「…」

奈穂「初めて利用される新規のお客様で
すね、名前は…」

小百合「…」

奈穂買っ長澤誠二、長澤…！？」

小百合「…」

奈穂「長澤誠二って、小百合さんの」

小百合「…うんっ」


本日のお客様、長澤誠二

彼は小百合の義理の音で小百合のセフレ
そして小百合が想いを寄せる
相手だった


奈穂「長澤誠二さんの担当が私になって
ますけど、これ間違いですよね？」

小百合「間違いじゃないわ」

奈穂「…！？」

小百合「私がお願いしたの」

奈穂「お願いしたって、どうしてですか
だって彼は…」

小百合「誠二の為なの」

奈穂「えっ…」

小百合「誠二には普通の恋愛をして欲し
いの」

奈穂「普通の恋愛…」

小百合「人目を気にせず堂々と手を繋い
で街を歩ける、家族や友人に紹介出来る
将来結婚して子供を作れる、そんな人と
付き合って欲しいの」

奈穂「…」

小百合「私とじゃ無理だから…」

奈穂「小百合さん…」