無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

奈穂「…」

和真「どうかした？」

奈穂「あ、まさか和真さんが現れるとは
思ってなくて…」

和真「事前に聞いてなかったの？」

奈穂「いや、聞いてはいましたけど少し
考え事してて…」

和真「考え事か、へぇ～」

奈穂「…」


廉の熱愛を気にしてる事
悟られたくなくて必死に冷静を装った


奈穂「…」

和真「考え事って廉の事でしょう」

奈穂「！？」

和真「その顔は図星だ」

奈穂「…別に」

和真「隠さなくていいよ、例の記事の事
で今日は来たからさ」

奈穂「…」


だけど和真は気づいていた

そもそも今日、ここに来たのもその事で
奈穂に伝えたい事があるらしく
ここを訪れたらしい


和真「わかってると思うけど記事に書か
れてる事は全部嘘、作り話だよ」

奈穂「わかってます…」

和真「信じてるんだ、廉の事」

奈穂「別に、そういうわけじゃ…」

和真「でも二人が昔、付き合ってたのは
本当だけどね」

奈穂「…」