CAさんの秘密のお仕事
第16章 一番の願い
奈穂「本日はご搭乗、誠にありがとうご
ざいました」
数ヶ月後、奈穂は元の部署へ戻っていた
基本的な仕事内容は変わらないが
お客さんと接する時間は
少なくなり…
奈穂「またのご利用、お待ちしておりま
す」
どこか物足りなさを感じていた
奈穂「…」
だからって戻りたいとは思わなかったし
最初から戻るつもりもなかった
正直、疲れていた
色々と…
奈穂「…はぁっ」
男性「お疲れみたいですね」
奈穂「!?」
男性「良かったこれどうぞ、安物だけど
結構効きますから」
奈穂「あ、りがとうございます…」
男性「どういたしまして」
奈穂「…」
話しかけてきたのは
眼鏡をかけスーツ姿の地味な男性
彼がくれたのは携帯用のホットアイマス
クだった
男性「失礼します」
奈穂「…」