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CAさんの秘密のお仕事

第17章 和真



和真「…あっ」

美羽「…」


翌日
早く感想が伝えたくて
和真は彼女が現れるのを待ち続けた

しばらくすると約束通り彼女が現れたが
和真は待ちくたびれた表情で
彼女を出迎えた


美羽「…!?」

和真「お前、来るの遅い」

美羽「遅いもなにも私、何時に来るとは
言ってませんし、あと私は早島美羽です
お前って名前じゃありません」

和真「はいはい」

美羽「…」


何から話せばいいか
とりあえず借りていた漫画を返し
この前の事をきちんと謝ってから感想を
伝える事に


和真「まずはこれっ」

美羽「今度は読んでくれました?」

和真「うん」

美羽「それで、感想は?」

和真「その前にこの前はごめん、ちょっ
と言い過ぎた」

美羽「もういいです、私も言い過ぎたし
それより感想を聞かせてください」

和真「すごい良かったよ、絵も綺麗だし
物語も作り込まれてて」

美羽「ありがとうございます」

和真「セックスのシーンも男同士なのに
すごく綺麗で、俺がした時とは大違いだ
った」

美羽「えっ?」

和真「…」


感想を伝えるだけ
思った事、感じた事を伝える

ただそれだけでいいのに何を思ったのか
和真は感想と一緒に自分の事を
話してしまった


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