テキストサイズ

CAさんの秘密のお仕事

第4章 プロ同士



奈穂「その場の雰囲気を壊さないように
作り笑いをしたりお世辞を言う事はあり
ます、だけど…」

廉「…」

奈穂「お客様とする時、受け入れる時は
その時だけは素の自分でいます」

廉「…」

奈穂「本気でお客様と向き合ってるんで
す、私は…」

廉「…」

スタッフ「神沢さん!?」

奈穂「失礼します」

廉「…」


廉に一礼し奈穂は早足でその場を去った
少し言い過ぎたし失礼な気もしたが
だけど言われっぱなしは
ムカつくし…


廉「…」

男性「おい廉、何やってんだよ、お前の
せいで撮影進まないだろう」

廉「和真、悪いっ…」

和真「さっき見た事はマネージャーには
黙っててやるから、安心しろ」

廉「さっき?」

和真「彼女だろう?」

廉「違うよ、彼女はCAでただ飛行機に
忘れた台本を届けてくれただけ」

和真「彼女じゃないんだ」

廉「今は彼女作ってる余裕なんかないよ
ほらっ、撮影戻るぞ」

和真「は~いっ」

廉「…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ