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CAさんの秘密のお仕事

第5章 始まり



奈穂「…?」

宏樹「うん、わかった、じゃあなるべく
早く帰るようにするから…」

奈穂「…」


お風呂から出ると宏樹は電話中だった
電話の相手はきっと奥さんだ
話し方でわかる


奈穂「…」

宏樹「じゃあ…」

奈穂「電話、奥さんですよね…」

宏樹「あ、ぅんっ…」

奈穂「…」

宏樹「ごめんね…」

奈穂「平気です、宏樹さんが結婚してる
のは承知の上だし、それに…」

宏樹「…」

奈穂「今の仕事をしてる私に宏樹さんを
責める資格はないから…」

宏樹「奈穂さん…」

奈穂「…」


仕事とはいえ様々な男性に抱かれてきた
妻子持ちや初めて会う人など色々
そんな自分に宏樹を責める
資格はない


奈穂「…私、もう行かなきゃ…」

宏樹「待って!!」

奈穂「…」

宏樹「また、また会ってくれますか」

奈穂「宏樹さん…」


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