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どすけべカメラマンに犯されています!

第5章 紹介しよう、オレの恋人だ

僕の行きたい場所、とは。


国内一のショッピングセンター、レイニータウン。
……の、女性物の下着を扱うテナント。

男性の姿ではなかなか立ち入れないテリトリーを堂々と見ることができるのは非常に貴重な機会。

でも、一つだけ、男性でも気にせず入れるテナントがあった。

条件は、カップルでの入店。

既に数組の男女が店内を見て回っていた。

「画期的ですよね……でも、有難い計らいです」

「だな。有りそうでなかった」

と、店員さんが声をかけてくれる。

「っ……お、お客様、サイズの在庫など気になることございましたらお気軽にお声がけくださいね」

ふっと笑って会釈をする。

どことなくおどおどしているのは、僕が女性としては大きすぎるのが原因、かな?

急にこんなに大きいのが入ってきたらびっくりしますよね……ごめんなさい。
むしろ性別偽ってます、ごめんなさい……!

隣にいる由奈の見た目も華があるし、声を掛けるのは勇気が必要だっただろうな。

でも、少しだけ見せて……。

心の中で謝りながらも、売り場や商品を観察する。

たくさんのランジェリーブランドがある中でも、このテナントは格別だと思った。

店内の内装、商品自体の価格、デザイン性、機能性……全てにおいてハイレベルすぎて感動してしまう。

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