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どすけべカメラマンに犯されています!

第8章 この世は不平等で満ちているのよ。

ランジェリーデザイナーをしている姉様のお手伝いをよくする私は、たまにお助け隊をしに行くことがある。

今日はまさにそうで、姉様の知り合いのデザイナーさんが試作品作りに奮闘中らしくそのお助け隊になる。

しかもかなり追い込まれているようで、泊まりがけになるらしく。
和服大好きな私は私服が着物なので、割烹着と着替えを持ってデザイナーさんの住むマンションに来ていた。

『紫乃か。今開ける』

部屋番号を入力、ピンポンを押すと男性の声が応答し入口のドアが開いた。

エントランスはとても煌びやかで、駆け出しのデザイナーさんが住める環境にはとても見えない。

「姉様……その方は、本当にここに住んでらっしゃるの?」

「そうよ。厳密にはさっき出たのがここの家主。デザイナーのヒヨコちゃんは別にいるわ」

「一緒に住んでらっしゃるのね」

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