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どすけべカメラマンに犯されています!

第8章 この世は不平等で満ちているのよ。

整い過ぎた目鼻立ち、澄んだ蒼い瞳、血色の良い唇に、日焼けしていない陶器のような白い肌。

美しさは健在だった。

「お久しぶりです、紫乃先生。……そちらは、妹さんですよね?初めまして、西園寺 ヒカリです。本日はご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します」

それはそれは、直視出来ぬ程に。

ふんわりと微笑む様子などはもう、もう。



……この方は、女神だわ。

ふと、そう思った。


出来ることなら動画に収めたい。

いつでもそのお姿を見れるように、美人コレクションに追加したい。

もちろん今まで見てきた美人さん達の中で群を抜いている。

ヒカリ様という存在はさながら奇跡だ。

「……えーと、あの……?」

「気にしないで頂戴。そもそも初見の人みんなこんな感じでしょ?」

苦笑しながら姉様がフォローしてくれる。

私は、物の見事に放心状態になってしまっていた。

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