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とにかく書いてみようじゃないか

第3章 3月も書いてみようじゃないか。

【漢字を開く】

 普通は漢字を用いるところを、あえて平仮名にすることを、漢字を開くと言います。

 先日、夏野ソラ様から、文章の最後の動詞は漢字ではなく、平仮名で書く……と、いただきました。

 その通りなんですよ。まあ、僕は「言った。」とか「伝えた」とか、しっくりくるなと思ったら使うようにはしてます。また、平仮名にすることは、強制ではないとのこと。

 じゃあ、なぜ平仮名にしなさいとあるのか?

 これ、文章の最後とは限らないようでして、ちょっと調べました。


 まず、僕は初めて知ったんですが、「戦後出版業界表記原則」というべきルールってのが、あるようです。

 なんですかね、当て字やら難読漢字の使用は避けて、接続詞、基本名詞、基本代名詞、副詞をひらがなで書くと。(漢字が弱い僕としては、助かります)

 それ以外に、例として「一体」などは、「一体となって」は漢字でも問題ないようですが、「やつはいったい何者なんだ?」のような時は平仮名にしろってことです。

「例え」、「例えば」は漢字、「たとえ、あいつがホモだったとしても……」みたいな場合は平仮名。

 あとね、「良」という漢字。これも「良くあること」とか、「悪さしても良いですか」というふうには使いません。

 こういったややこしい使い分けを必要とする漢字も、すべて開けば間違いがないと。

「よいですか」とか「たとえ」とか「わかった」「かわれ」平仮名でもいいんですよ。

 まあ、開く漢字を全部は覚えていけないしね。どの漢字をどう開くか、それは書き手の判断に委ねるとこですかね。

 また、「日本語は平仮名がメインで漢字がアクセントだ」と、ありました。確かにそうだわ。

 付け加えて、「文章はできるかぎり平仮名で書いたほうが読みやすいので、極力漢字を使わない努力をしましょう」ですって。

 まあ、ひらがなを平仮名と漢字で書いたのは、いけなかったんですかね。

 はい、ぼくはこれから、きょくりょくかんじをつかわないようにきをつけて、これからもしょうせつをかくことにいたします。(要所要所には使え!)

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