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とにかく書いてみようじゃないか

第1章 とにかく書いてみようじゃないか。

【擬音】

 とある小説を眺めていたところ(表現や言い回しが難しい内容の小説だったため、読むのではなく、眺めていた)、なんとなく読み進め……た、つもりの辺りで、ぼんやりながら気がついた。

 京都の四条あたりのことを(いや、それは祇園だ。テーマは擬音だ)

 擬音が使われてない。

 ちなみに、嫁さんのおじいさんが持っていた本らしいが、タイトルも旧漢字らしい字で書いてあった。ページ数が漢数字。

 処分するものにあった1冊だが、例えば、「刀の刃先が、敵の肩口から厚い和紙を引き裂くような音をたて、斜めに深紅の線をどうたらこうたら……」

 文中には、どうたらこうたらとは書いてないですが、たぶん、僕なら「敵の肩口からズバッと切り裂いた」みたいに書くだろう。

 この「ズバッ」が使うか使わないかでなんか変わるような気がする。

 擬音を使わないことだけで、すげえ高度な作品に見えるんですよ。まあ、すげえ作品なんだろうが、今ごろ段ボールの中だろう。


 そういう擬音を、おのののかって言うんですかね(おのまとぺだ!!)

 おのまとぺ、簡単に調べました。

 効果音や動作などを文字で表記した擬音語、擬態語の総称。
実際の音を元にした言葉を擬音語(擬音)、雰囲気などを表現した言葉を擬態語と分ける……とありました。

 例えば雷の音を「ゴロゴロ」、これは擬音語だろうね。雷の光は「ピカピカ」、これは音ってわけじゃないから、擬態語……でいいのかな?

 でも、便利ですよね。

「ドカーン」「バキバキ」「ヒューヒュー」は擬音。

「ぽか~ん」「べとべと」「ぬるぬる」これが擬態語かぁ。

 普段、気にはしてなかったから、なんとなく使ってましたが、みんな使いますよね?

 作風とかジャンル、まあ、純文学には使わない方がいいのかな?

 音に慣れちゃってるから、別の表現しようとすると、わけわからなくなる。

 擬音、擬態、みなさん、どう使われますか?

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