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キミの事、こんなに好きになるなんて

第7章 キミへの片想い

ウト「ずっと気になってたんだけど、ミオの荷物多くない?」
ミオ「えっと・・・。」
ユーダイ「今日だから?」
少し困った顔したミオ。
ユーダイ「もし、ミオになにかあって俺達がなにも知らないじゃ困るよ。」
ルカ「ミオ、教えてほしい。」
ソファーに座るミオの前に座ってルカが優しく言うと
ミオ「レオが太鼓の練習を始めてからね・・・。」
ルカ「ゆっくりでいいよ。」
ミオ「ちょっと経ってから距離がやたらに近いなって人がいて、それに気付いたレオが注意してくれたんだけど、待ち伏せされたり・・・(泣)」
ルカ「怖い思いした事、思い出させてごめん。」
階段から突き落とした奴もストーカーしてる奴も、ミオが俺達に助けを求められない事を知ってたからだよな。
俺達の足を引っ張った事もなく、でしゃばって喋るわけでもなく・・・ただ俺達が認めなかったってだけで、たくさん怖い思いさせて・・・。
自分が弱いから、こういう結果になっただけって言ってくれたけど、どうしたら俺達の事ちゃんと許してくれるの?
俺達がミオに対して思ってる事、言わないほうがいい?
このまま片想いしてたほうがいいのかなぁ?

ウト「ミオ、今日ここ泊まる?レオンに連絡出来る?」
ミオ「泊まってもいいの?みんなに迷惑かけるのイヤだから私「迷惑じゃないよ。」」
ウト「ミオに、なにかあった時ここにいたら、すぐ助けられるだろ?俺達のいないところで、ミオになにかあったらって考えるだけで、どうにかなりそうだよ。だから俺達の側にいてよ。お願いだから!!」
ミオ「ありがとう。そんな風に思ってくれて嬉しい。」
「レオンに連絡する?」
ミオ「マネージャーに連絡してもらう。」
「わかった。俺から連絡しておくよ。」
ミオ「ありがとう。」
やっと、いつものミオの笑顔が見れて嬉しいよ。
ルカ「その荷物って着替えって事?」
ミオ「うん。」
ルカ「いつも、どうしてたんだよ。」
ミオ「友達のところに行ってたんだけど迷惑かける気がして、この頃は電車で二駅向こうのビジネスホテルとかに行ってたよ。」
ルカ「ミオ、ごめん。俺達のせいで!!」
ミオ「私は大丈夫だよ。気にしないで。」
相談したくても出来なくさせてたんだよな。
それなのにミオが優しすぎて・・・。





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