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大嫌い…大好き

第18章 届く思い




俯く私。


私の頭を北村涙の腕が包み込む。

気づいたら北村涙の胸の中にいた。


『俺さ…こんなに人に素顔っーの?見せたの初めてだよ』



「………」



『こんなに…素でいられる人も初めてだ……』


「そう…なんだ」


泣きそうな私を北村涙の匂いが包み込む

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