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大嫌い…大好き

第2章 始まり

そして、あなたと出会った。



「あ~…緊張する」

「大丈夫大丈夫、わたしがいるんだから」


この子はこの学校での唯一の友達の華ちゃん。



「だって久しぶりなんだもん…視線が怖いよ」


「自信持って。恋ちゃんは勇気だして今学校にいるんだよ?恋ちゃんなら大丈夫。」


「うん…」


「ほらぁ…笑顔!恋ちゃんの出席番号17番だから席はぁ…あそこだね」


そう言うと華ちゃんは私を席に連れて行ってくれた。


今考えたら、あの席があなたとの初めての出会いだったのかもしれない。

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