
あんなこともこんなこともシましたっ!
第4章 新入社員 楓の場合
「もう大丈夫。怖かったな。」
部長の一際優しい声が耳にスっと入ってきて私はすっかり落ち着きました。
「落ち着いたか?」
「はい、ありがとうございます。それにしてもなんで部長がここに?ご帰宅されたんじゃ」
「忘れ物を取りに来たんだよ。お前こそまだいたのか」
「どうしても今日中に終わらせたいものがあったので」
そう言うと部長はフッと笑いました。
「なんで笑うんですか!!」
「入社したての頃のお前からは考えられない言葉だから、つい」
「もう!」
確かにあの頃の私なら絶対こんなこと言わない。でも仕事にこうして向き合うようになったのは部長がいたから。
部長が総務の良さに気づかせてくれたから。
「部長のことが好きだからですよ。」
「え!?今なんて?」
部長の一際優しい声が耳にスっと入ってきて私はすっかり落ち着きました。
「落ち着いたか?」
「はい、ありがとうございます。それにしてもなんで部長がここに?ご帰宅されたんじゃ」
「忘れ物を取りに来たんだよ。お前こそまだいたのか」
「どうしても今日中に終わらせたいものがあったので」
そう言うと部長はフッと笑いました。
「なんで笑うんですか!!」
「入社したての頃のお前からは考えられない言葉だから、つい」
「もう!」
確かにあの頃の私なら絶対こんなこと言わない。でも仕事にこうして向き合うようになったのは部長がいたから。
部長が総務の良さに気づかせてくれたから。
「部長のことが好きだからですよ。」
「え!?今なんて?」
