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若様の性長日記!・2

第4章 梨奈とのセックス

「オレが言うべきことじゃないかもしれないけど、梨奈は辞めた方がいいと思う。この仕事」

「辞める…」

「ああ、売る方も買う方も。そして本当に好きな人を見つけた方が良い。そうしないと、セックスの幸せが分からなくなってしまう」

オレは不安になって、梨奈を抱き締めた。

腕の中の梨奈はとても華奢だ。力を込めれば、痛がるだろう。

肉体の痛みならばいずれは時間が解決する。

しかし心はそうもいかないのだ。

「若様は辞めた方が良いと言うのね?」

「…ああ、オレはそう思う」

オレの腕に、梨奈の手が触れた。

顔を上げると、穏やかな表情の梨奈がそこにはいた。

「分かったわ。梢さんと相談して、どっちも辞めさせてもらう」

「えっ? 本当にいいの?」

自分から言っておいてなんだけど、こんなにアッサリ承諾するとは思わなかった。

「うん…。何となく合っていないような気がしていたし、梢さん達もアタシの扱いには困っていたみたいだから」

そう語る梨奈はどこか切なそうに遠い眼をしていた。

「辞めるキッカケを探していたのかもしれない。若様に言われたら、何となくすっきりしちゃった」

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