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突然の出逢い ( N×M )
第2章 Yellow Tulip .
N side
” 恋 ”
人を好きになること。
「連絡しないだけで落ち込んだり...」
松本さんが恋したようだ。
相手は 俺 。
やっと両想いになれた。
「 松本さん。いい加減敬語とかやめませんか?
俺のことも”二宮さん”じゃなくて翔くんみたいにニノでも呼んで下さい。」
こういう進歩も大事。
「そう...ですね。俺のことも下の名前で呼んで下さい」
「 ありがとう!潤くん。」
「う、うん。か...」
「か...?」
「か...ずくん...」
「っ...!」
「ごめん...櫻井さんとは別の呼び方で
呼びたかった…」
「ううん!嬉しい…。」
翔くんをはじめ、ほとんどの人は
ニノ 呼びだったからとても新鮮に感じる。
潤くんだけの かずくん 呼び。
やばいニヤける。
「かずくん?」
「あぁ、ごめん(笑)」
そういえば時間もかなり経っていた。
「もう、帰るね。」
「うん。また...LINEするね。」
「分かった。待ってるね。」
ドアを閉めると1人 シーンとしている。
でも気持ちは晴れ晴れとしていた。
明日も潤くんに会えるかな。
恋 っていいものだ。
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