恋の声
第2章 彼との出会い
「そういや、瀬戸さんちってこの辺なの?」
今日も昼休みは一緒に食事をとりながら、話していた
「社宅なんだ。隣の駅なんだけどね。」私は社宅に住んでいた。家賃も安いのに、会社からも近い。はじめての一人暮らしが社宅だと母親も安心していた。
「ふーん…俺も隣の駅なんだ。今度さ…土曜遊びに行こうよ。」彼は少し照れたように顔を赤くして語尾が小さくなっていた。
私も恥ずかしくなり顔が赤くなる。嬉しい。
「私も…どこか行きたいな。」
私の返事に彼の顔はぱあっと明るくなる瞳に光が灯ったようにキラキラと光っている
「本当に!?どこに行こうかなぁ〜あぁ今日は火曜日かー早く土曜にならないかなぁ〜」
思わぬ言葉に私は聞き返す
「えっ?」
「声に出てた!?恥ずかしいわぁ俺…」
また顔が赤くなり、汗を拭く彼を見るとなんだかとても愛おしい様な気持ちになった。
「佐々くん可愛いね、ふふっ」
何ヶ月かぶりに自然に笑みが溢れていた。
「初めて見たよ。ちゃんと笑っているところ」
私の笑顔を見て佐々くんが目を細めて、なんだか愛おしいものを見るような顔で笑った。
なんだか恥ずかしい。いたたまれなくなって腕時計を見たら
「あっ!もうこんな時間私、戻らないと!!」
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
お弁当はまだ半分くらいしか食べていなかった。
いそいそと片付けて、ベンチから立ち上がる。
じゃあと足早に去ろうとした時、腕を掴まれて振り返させられた。
「瀬戸さん、明日も…待ってるから」
「明日も来るよ…佐々くんの声聞くと安心するから」
ニッコリと笑顔が思わず出た。
佐々くんも思わず笑顔で返してくれた。
明日もまた佐々くんに会いたい。
そして教えてあげなきゃ。瀬戸じゃなくて瀬戸川なんだよって。
思わず口角が上がる。にやけ顔になってしまった。
でも…また会社に戻るのかなと思うと、自然に顔は強張っていた。
今日も昼休みは一緒に食事をとりながら、話していた
「社宅なんだ。隣の駅なんだけどね。」私は社宅に住んでいた。家賃も安いのに、会社からも近い。はじめての一人暮らしが社宅だと母親も安心していた。
「ふーん…俺も隣の駅なんだ。今度さ…土曜遊びに行こうよ。」彼は少し照れたように顔を赤くして語尾が小さくなっていた。
私も恥ずかしくなり顔が赤くなる。嬉しい。
「私も…どこか行きたいな。」
私の返事に彼の顔はぱあっと明るくなる瞳に光が灯ったようにキラキラと光っている
「本当に!?どこに行こうかなぁ〜あぁ今日は火曜日かー早く土曜にならないかなぁ〜」
思わぬ言葉に私は聞き返す
「えっ?」
「声に出てた!?恥ずかしいわぁ俺…」
また顔が赤くなり、汗を拭く彼を見るとなんだかとても愛おしい様な気持ちになった。
「佐々くん可愛いね、ふふっ」
何ヶ月かぶりに自然に笑みが溢れていた。
「初めて見たよ。ちゃんと笑っているところ」
私の笑顔を見て佐々くんが目を細めて、なんだか愛おしいものを見るような顔で笑った。
なんだか恥ずかしい。いたたまれなくなって腕時計を見たら
「あっ!もうこんな時間私、戻らないと!!」
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
お弁当はまだ半分くらいしか食べていなかった。
いそいそと片付けて、ベンチから立ち上がる。
じゃあと足早に去ろうとした時、腕を掴まれて振り返させられた。
「瀬戸さん、明日も…待ってるから」
「明日も来るよ…佐々くんの声聞くと安心するから」
ニッコリと笑顔が思わず出た。
佐々くんも思わず笑顔で返してくれた。
明日もまた佐々くんに会いたい。
そして教えてあげなきゃ。瀬戸じゃなくて瀬戸川なんだよって。
思わず口角が上がる。にやけ顔になってしまった。
でも…また会社に戻るのかなと思うと、自然に顔は強張っていた。
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