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恋のハードル高し!!

第7章 高校生活

「見て見て!!可愛くない?!」


そう私に見せて来るヘアピンは、人気読者モデルがつけていたものと同じ。


ちょっと迷惑なところが、こうやって趣味を押し付けて来るところだ。



「あ…うん、かわいいね。」


「そう言うと思ったの!!色違いで買ってきたよ!つけてあげる!!」



彼女は、きっと友達がいない。
こうやって、ほぼ毎週月曜日には『可愛いもの』をお揃いで買ってきては、私に貢ぐ。


もちろん、お金を受け取る事もない。

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