テキストサイズ

恋のハードル高し!!

第11章 着拒

携帯を買ったお陰で、酷く頻繁に電話が鳴る。


「行っていい?!」


親雅だ。
デートの日以外はそうやってかけてくる。あからさま過ぎて着拒にして3日が過ぎた。

言って終わりにしてやろうかと何度も思う。


『小1からずっと好きだった。』
そう言ったら、どう反応するだろうか。自分が私にした、数々の悪事を謝るのだろうか。
それとも、露骨に避けるにだろうか。


どっちにしろ、友情は…はじめから存在していない。そう親雅に宣告する事になる。


それもありかもしれない。


でも、私がそう悲観的になると、スミレに怒られる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ