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恋のハードル高し!!

第3章 過去

「ほら、チカちゃんのせいだよ!!」


「どっちのせいとかじゃありません!!」


「すいませんでしたー。」



反省していない反省の言葉を残して保健室を出て行く親雅を見送ると、先生は真剣な顔をして近付いてくる。


「生理は来てるの?」


まだ、私に生理は来ていなかった。
早い子は小学校で来るのに、背ばっかり伸びていた私にはまだだった。


首を横に振る私は恥ずかしくて俯いた。

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