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恋のハードル高し!!

第25章 お祭りはチョコバナナ

「まさか…気付かなかったとか?!」


「うっ…て言うか、今でもちょっと…。」


信じたくない。
ちょっとした意地悪…と言うか、いたずらって事にして欲しいんだけど。


「…あんな熱烈なチュー見せつけて?」


「あれはチューじゃない!!…どちらかって言うと…ひな鳥への餌付け?!」


「…どっちでもいいけど。」



すみれはクスクスと笑いだした。

今の私は笑ってられる状況ではない。逞にあんな事される数十秒前に…親雅にキスされたんだから!!

本当はその事を相談したいのに、逞の奇行のせいで言えなくなっちゃったよ。

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