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恋のハードル高し!!

第28章 過酷な2泊3日の旅

…フサフサじゃない。


パッと目を覚ますと、逞の頭を撫で回していた。



「着いたんだけど…。」


「…。」



その手を無言で離すと、前の座席から冷めた目で見下す親雅の顔と微笑む百合奈の顔があった。



「おい。何か言う事ねーのかよ。」



撫で回された逞の頭はグッチャグチャで可哀想なくらい。…私がやったと思われるが。



「…触り心地良くない。」

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