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恋のハードル高し!!

第36章 ピンチ!!

「…怪我はないな。」



砂を払いつつ、私の身体の心配をしてくれた逞は、私への怒りを抑えて気遣ってくれて居るんだ。

いつも優しくて…
感謝する。



「大丈夫。…ありがとう。」



逞の手を止め、自分で砂を払い落とした。
汗でべったりついた砂は、払うとジョリジョリして少し痛い。



「…マジで言ってたの?遊ばないって。」


「…楽しかった?清涼祭。」


親雅の問いに返事ではなく、質問をぶつけた。

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