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恋のハードル高し!!

第36章 ピンチ!!

暇さえあれば、そんな事ばかり考えてた。


目の前で泣いた私に優しい言葉をかけるわけでもなく、慰める仕草もなく「バイバイ」と言って帰って行った。


酷い喪失感と虚脱感に襲われて…不安になる。


逞の携帯を鳴らしても、コールだけはするが、出る事はなく、花火大会も軽井沢に行く予定の日も過ぎた。


それと同時に…
誰からも誘いの電話もかかって来なかった。


ちゃんと、逞の話を聞いておけばこうならなかったの?…でも、私だって聞ける余裕なんてなかったんだよ。


何で私ばっかりこんな思いをしなきゃなんなかったんだろ。

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