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恋のハードル高し!!

第40章 確信

昨日と同じところら辺だな。
先輩はいつもこの時間なのか。



「今日もいないんだ。仲直り出来なかったの?」



先輩が私を覗き込む様な姿勢をしている。

私の事を心配してくれてるんだ。
いつも有り難いよ。



「実は昨日、帰りを待ったんですよ。」


「うん。」


「下駄箱の前で粘ったら、観念して現れたのに、やっぱり私を振り切ろうとするから飛びついて怪我させちゃって…。」


「それで落ち込んでるの?怪我なんて男の勲章だよ?」

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