恋のハードル高し!!
第42章 スミレの恋
「嬉しかったのに、地獄に突き落とされた。…その日、お姉様にプロポーズするって。そう言って私に指輪を渡して来たの。
一年以上続いた私との関係は、お姉様との未来を守る為だって、簡単に捨てられたの。
その後は一度も手すら触れられなかった。
それで昨日、お父様が正式に2人を許して、婚姻届を出しに行ったの。」
「そう…。」
「来月結婚式挙げるんだって。もう…先生は私のものにはならないの。義兄様になったの。…もう絶対に…体を重ねる事もない、子供を騙すのは簡単なんだよね。」
「すみれちゃん…。」
「私を軽蔑…した?!」
そう言いつつも、テーブルに置かれたすみれの手は震えていた。
一年以上続いた私との関係は、お姉様との未来を守る為だって、簡単に捨てられたの。
その後は一度も手すら触れられなかった。
それで昨日、お父様が正式に2人を許して、婚姻届を出しに行ったの。」
「そう…。」
「来月結婚式挙げるんだって。もう…先生は私のものにはならないの。義兄様になったの。…もう絶対に…体を重ねる事もない、子供を騙すのは簡単なんだよね。」
「すみれちゃん…。」
「私を軽蔑…した?!」
そう言いつつも、テーブルに置かれたすみれの手は震えていた。