my destiny
第6章 Pray
【翔side】
給湯温度の設定を上げて、熱いシャワーを浴びた。
寒くないと言っていたけれど、どの位ベランダで待っていたのか、智君の体はかなり冷えていた。
なるべく早く、温めてあげないと。
今日、仕事中に、智君と一緒の現場だった相葉君からLINEが入った。
『やっぱりリーダーおかしいよ
今日、撮影中に本気で寝ちゃってた』
『寝方がいつもと違う
気絶するみたいだった』
『食べると眠くなるからって
ほとんど食べないんだよ
三角のサンドイッチ半分しか食べてないの』
『デブの星を気にしてるって嘘だよ』
『翔ちゃん、リーダーのこと頼むよ!』
『翔ちゃんが忙しい時だから遠慮してるんじゃない?』
『たまには起きて待っててあげなよ、って言っておいたからね!』
『リーダーさみしいんじゃない?
ウサギみたいに死んだらどうするの!
ちゃんとリーダーのお世話してあげてよ!
俺は心配です(T_T)』
実は、前回の5人での収録の際、ニノと松本からも釘を刺されていた。
メンバーから見ても、智君の様子が何か違うことはわかるのだ。
ただ、具体的に何が、と言われても、誰も答えられない。
それぞれ個人の仕事の比率が大きくなっていて、タイミングも悪い。
もう、昔の俺たちではない。
皆、一人前の男だ。
それでも、「リーダー」の不調がこんなにも不安にさせる。
ましてや俺にとっては、あの人はメンバー以上の存在だ。
「何のために翔さんに預けてると思ってるんですか?
一緒に住んでるくせに何してんの?」
そう言ったニノは本気で怒っていて、心配と不安をぶつけるように、俺を汚いものでも見るみたいな目で見た。
松本は、局のトイレで智君が吐いていたところを見かけた、と言った。
「何か原因に心当たりはないの?」
心配して言ってくれてるのは重々承知していたが、俺は怒鳴らないように自分を抑えるので精一杯だった。
心当たりなんて、そんなの、あったらとっくに手を打ってるんだよ!!
給湯温度の設定を上げて、熱いシャワーを浴びた。
寒くないと言っていたけれど、どの位ベランダで待っていたのか、智君の体はかなり冷えていた。
なるべく早く、温めてあげないと。
今日、仕事中に、智君と一緒の現場だった相葉君からLINEが入った。
『やっぱりリーダーおかしいよ
今日、撮影中に本気で寝ちゃってた』
『寝方がいつもと違う
気絶するみたいだった』
『食べると眠くなるからって
ほとんど食べないんだよ
三角のサンドイッチ半分しか食べてないの』
『デブの星を気にしてるって嘘だよ』
『翔ちゃん、リーダーのこと頼むよ!』
『翔ちゃんが忙しい時だから遠慮してるんじゃない?』
『たまには起きて待っててあげなよ、って言っておいたからね!』
『リーダーさみしいんじゃない?
ウサギみたいに死んだらどうするの!
ちゃんとリーダーのお世話してあげてよ!
俺は心配です(T_T)』
実は、前回の5人での収録の際、ニノと松本からも釘を刺されていた。
メンバーから見ても、智君の様子が何か違うことはわかるのだ。
ただ、具体的に何が、と言われても、誰も答えられない。
それぞれ個人の仕事の比率が大きくなっていて、タイミングも悪い。
もう、昔の俺たちではない。
皆、一人前の男だ。
それでも、「リーダー」の不調がこんなにも不安にさせる。
ましてや俺にとっては、あの人はメンバー以上の存在だ。
「何のために翔さんに預けてると思ってるんですか?
一緒に住んでるくせに何してんの?」
そう言ったニノは本気で怒っていて、心配と不安をぶつけるように、俺を汚いものでも見るみたいな目で見た。
松本は、局のトイレで智君が吐いていたところを見かけた、と言った。
「何か原因に心当たりはないの?」
心配して言ってくれてるのは重々承知していたが、俺は怒鳴らないように自分を抑えるので精一杯だった。
心当たりなんて、そんなの、あったらとっくに手を打ってるんだよ!!