my destiny
第8章 言葉よりも大切なもの
【智side】
翔君の方が今はプロモーションが忙しいのに。
お互いに自分のコンディションがどうだったとしても、15分でも30分でも、意識してそういう二人でいる時間を持つのが、相手に対する思いやりなのかな、と改めて思ったりした。
俺たちは、あんまり長く一緒に居るから、仕事のスケジュールが合わないことも仕方ないとしか思わないし。
逆に仕事で一緒になるのも当たり前になってて、特に貴重だとも思わなくなってたのかな、って。
当たり前なことなんか一つもない、って理解してるつもりだったんだけど、視線一つで何が必要なのか分かるくらいになっちゃうと、会話も減るし。
多分、お互いにわかってるつもりで、見えてないことが意外にあるのかもしれない。
翔君に関してはオイラをいつも大事にしてくれるから、いつの間にかそれを普通に感じてたのかも、ってちょっと反省した。
愛されるばかりじゃなくて、オイラも自分から、翔君に伝えていかないとダメだよね。
だからって、仕事場で公私混同するつもりはなかったんだけど…。
「リーダー、あれ見たよ!掃除機のやつ
翔ちゃん、いいなぁ~
リーダー、俺にもハグしてよ」
5人の楽屋で満面の笑みを浮かべた相葉ちゃんに言われた。
「えっ?はぐ?してないじゃん
たまたま手が触っただけだよ」
「あれはハグしてるのと同じでしょ」
潤が笑って言う。
「ハグっていうか、
おじさん達、いやらしいよね」
ニノまで。
「ちげーし!
ちがうよね、翔君?」
新聞から顔の上半分を覗かせた翔君の目が笑ってる。
「ニノ、おじさんじゃなくて、お兄さんな
羨ましいんでしょ
いいから言わせてやろうよ」
「「「 うわ、ムカつく 」」」
だはは!って翔君が笑って、皆も文句を言いながら笑ってて。
オイラも照れくさかったけど嬉しかった。
翔君の方が今はプロモーションが忙しいのに。
お互いに自分のコンディションがどうだったとしても、15分でも30分でも、意識してそういう二人でいる時間を持つのが、相手に対する思いやりなのかな、と改めて思ったりした。
俺たちは、あんまり長く一緒に居るから、仕事のスケジュールが合わないことも仕方ないとしか思わないし。
逆に仕事で一緒になるのも当たり前になってて、特に貴重だとも思わなくなってたのかな、って。
当たり前なことなんか一つもない、って理解してるつもりだったんだけど、視線一つで何が必要なのか分かるくらいになっちゃうと、会話も減るし。
多分、お互いにわかってるつもりで、見えてないことが意外にあるのかもしれない。
翔君に関してはオイラをいつも大事にしてくれるから、いつの間にかそれを普通に感じてたのかも、ってちょっと反省した。
愛されるばかりじゃなくて、オイラも自分から、翔君に伝えていかないとダメだよね。
だからって、仕事場で公私混同するつもりはなかったんだけど…。
「リーダー、あれ見たよ!掃除機のやつ
翔ちゃん、いいなぁ~
リーダー、俺にもハグしてよ」
5人の楽屋で満面の笑みを浮かべた相葉ちゃんに言われた。
「えっ?はぐ?してないじゃん
たまたま手が触っただけだよ」
「あれはハグしてるのと同じでしょ」
潤が笑って言う。
「ハグっていうか、
おじさん達、いやらしいよね」
ニノまで。
「ちげーし!
ちがうよね、翔君?」
新聞から顔の上半分を覗かせた翔君の目が笑ってる。
「ニノ、おじさんじゃなくて、お兄さんな
羨ましいんでしょ
いいから言わせてやろうよ」
「「「 うわ、ムカつく 」」」
だはは!って翔君が笑って、皆も文句を言いながら笑ってて。
オイラも照れくさかったけど嬉しかった。