Cherry Blossom~スカイブルーに恋をして~
第1章 Cherry Blossom~スカイブルーに恋をして~
「その願い、僕が叶えてあげようか?」
「えっ?」
「僕と契約して魔法少女になってよ。僕は、君たちの願いごとをなんでもひとつ叶えてあげる。なんだってかまわない。どんな奇跡だって起こしてあげられるよ」
「私、魔法少女になる!」
「由良 京」彼女を助けて。
(そして、どうか彼女の幸せをーー)
私が助けたなんて烏滸がましいこと気づかなくてもいい。彼女の隣でずっと笑っていられるなら、それだけでいい。
ピンクの桜のリボンに手を添えた。
頬には、一滴の涙。
ありがとう、生きていてくれて。
「えっ?」
「僕と契約して魔法少女になってよ。僕は、君たちの願いごとをなんでもひとつ叶えてあげる。なんだってかまわない。どんな奇跡だって起こしてあげられるよ」
「私、魔法少女になる!」
「由良 京」彼女を助けて。
(そして、どうか彼女の幸せをーー)
私が助けたなんて烏滸がましいこと気づかなくてもいい。彼女の隣でずっと笑っていられるなら、それだけでいい。
ピンクの桜のリボンに手を添えた。
頬には、一滴の涙。
ありがとう、生きていてくれて。