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甘い鎖 ~アイツの愛という名の鎖に、縛られ続けたオレは……~

第5章 お風呂の中の二人

先端から欲望が滲み出始めている。

うっすらと開けた眼に映るのは、綺麗な男がオレのを咥えている姿。

ゾクゾクしてしまう…!

光雅は先走りを舌で伸ばし、全体に塗り込めて良く。

ジュブジュブと淫猥な音が、バスルームに響く。

せり上がった袋を手で握られると、一際強い快感が背筋を通った。

後ろに引くも、壁が背に当たるだけで逃れられない。

「こぅがっ、もうイきそう…!」

上がる息の中で言うと、光雅はズルッと性器を口から出した。

粘ついた液体が光雅の口元を濡らしている。

「イく時は一緒に、ね?」

欲望に満ちた笑みで言われても、怖いだけなんだが…。

光雅はオレの片足を上げて、バスタブの縁に置かせた。

そして抱き締めてきた。

「大好き、綾」

「ああ…」

息を吐くのと同時に答える。

光雅はオレに返事を求めない。

もうオレの気持ちを分かっているかなのかは知らないけれど、それがありがたくもあり…また寂しくもあった。

後ろの窪みに、光雅の欲望が当たる。

ぬるっとした感触と共に、一気にねじ込まれた!

「ああっ!」

熱い杭で貫かれる衝撃に、眼が眩んだ。

しかし途中で止まる。

そこで軽く揺さぶられると、腰と足がガクガクと震えた。

「やっやめっ…!」

光雅の先端が、オレの弱い部分をわざと攻めている。

「ふふっ。相変わらず綾の中は温かくて柔らかくて最高だ」

眼には野性的な光を宿しながらも、口では笑みを形付ける。

そして乳首に顔を寄せ、ザラザラした舌の表面でねっとりと舐めあげた。

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