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ヌードモデル詩織の解體新書

第2章 全裸ですべてを見せます

次のポーズはまず美術モデルとしてはありえない形だった。

入場行進のひとコマといったら想像つくだろうか。
両腕を前後に水平になるまで振り上げ、片脚も太腿が水平になるまで上げ、片脚で支える。
長時間キープできるはずがないが、写真ならなんとかなった。
思い切って振り上げた瞬間にフラッシュが光った。さすがにプロのカメラマンだ。無駄にシャッターはおりない。

そういう写真が必要なのは、腕と脚の横(内側と外側というべき?)にあるツボの総観を示すためだ。

前後左右のうち、前と後は直立の写真でわかるたが、横となると、なるほど、こうするしかない。

あとはパーツ撮り。
ツボが集中しているのは、とくに顔面と脊柱だが、臀部も結構念入りに撮られた。

掌と足の裏は、プロ向きのスポットではないらしく、軽くスルー気味だったが、

女性器周辺を撮影されるとは思ってもみなかった。

会陰(えいん)という大事なツボを外すわけにはいかないらしい。

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