無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「美優、悪いけど救急搬送されてきてる患者さんの所に行かないと。」






『りんたんずるい。自分だけが話して行っちゃうなんて。』







「呼び出しなんだから仕方ないだろ？午後から瀧先生の診察を頼んであるから、自分で部屋に戻ってて。」






『私をここに"置いてけぼり"にするつもり？』






「帰り道わかるだろ？」






『そういう問題じゃないよっ！』






「じゃあどういう問題なんだ…急いでるのに。」





『もういいっ。救急でもどこでも行っていいから！』





「じゃあ行く。」







りんたんが走って行っちゃったーー。







『手術が嫌だ』と言ったなら、その瞬間に
この関係は終わるのかも。