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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第7章 エコー検査

「着替え終わったかな?次の検査はこっちでやるからおいで」




『うん』





カーテンが閉まった暗い部屋のベッドに、ちょこんと座った。





「ブラジャーはそのままでいいから。シャツを捲り上げて、壁の方に向かって横向きに寝てごらん」




ベッドの横にはエコーの機械が置かれていた。



「僕は見ないようにするから準備ができたら声掛けて」




先生は、クルリと椅子を回転させてPCにデーター入力をしはじめた。




『ここにあるバスタオル使っていい?』




「どうぞ。準備できたかな?」





『うん』





「次は腎臓のエコー検査をするね。エコー検査は背中にゼリーを塗ってからプローベで体の表面をそっとなぞる感じ。痛くないから安心して」




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