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ゴッドフィンガー田螺

第4章 田螺におまかせ!!

「…………私、待つのってあんまり好きじゃない」




「わーたしwwwwwまーつわwwwwwwwwwwいつぅまでもまぁつぅわっwwwwwwwwww」




「うるさい。」




「ごめんなさい。」




「……」




「……」




「ンゴ。目瞑って」




「ん?」

















「……あんまり……待たせないでよ?」












「えっ……あ? 今のって?」




「……じゃあね、早く元気になりなさいよ。」




……俺が目を瞑って姉ちゃんが話し終わった時、確かに俺の唇に柔らかい何かが触れた。



本当の一瞬触れただけだったが、今までに味わった事のないその感覚は、俺の脳を一時的に止めるぐらい衝撃を与えた。



……無理やりやるのとは、やっぱり違うな……今になって後悔だ……




「……やらなきゃな……」



俺は、少し傷ついた携帯を手にとり、電話を掛けた。

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