ノーパン喫茶
第9章 白スキニーの秘密
矢野「…」
男子「矢野、おはよう」
矢野「なんだ、加藤か、おはよう…」
加藤「元気ないな、下川とまた何かあっ
たのか」
矢野「…別に」
声をかけてきたのは
同じ学部に通う親友の加藤だった
中学からの付き合いでお互いの事はよく
知っている
もちろん、バイトの事以外はだが…
矢野「…はぁっ」
加藤「元気出せって、俺が良いものやる
からさ」
矢野「何、ホテルのお食事券とか?」
加藤「違う、これだよ」
見せられたのは
遊園地のペア招待券だった
良いものって言うから期待していたのに
遊園地のペア招待券だなんて
期待外れだった
加藤「これで下川誘えよ」
矢野「…無理、どうせ断られるし…」
加藤「言ってみないとわからないだろう
ダメ元で誘ってみろよ」
矢野「…」