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ノーパン喫茶

第13章 酒は飲んでも飲まれるな



矢野「…」

乃愛「そういえばお正月の時…」

矢野「えっ!?」

乃愛「初詣の後、お店で新年会したの覚
えてる?」

矢野「う、うんっ…」

乃愛「その時、私…矢野君に…」

矢野「…」


顔を赤らめ
言葉を濁らせた乃愛

何を言う気なのか、それに対し自分は
どう反応すればいいのか
わからず…


乃愛「矢野君に…」

矢野「…っ」


ギュッと目を瞑り、言葉の続きを聞いた
だけどその口から語られたのは
驚きの内容だった…


乃愛「変な事しなかった?」

矢野「…えっ」

乃愛「飲み始めまでは覚えてるんだけど
途中から、その、記憶がなくて…」

矢野「記憶が、ない?」

乃愛「ぅんっ…」


乃愛はあの日の事
あの出来事を全く覚えていなかった
かなり酔っ払っていたから仕方がないが
少しショックだった…


矢野「そっ、か…」

乃愛「その反応からして私、何かしたん
だ…」

矢野「全然何も!!何もしてないよ」

乃愛「本当に?」

矢野「ぅ…ぅんっ…」

乃愛「それなら良かった」

矢野「…」


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