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乃愛「…」

店長「おはようございます」

乃愛「店長、おはようございます」

矢野「あ…」

乃愛「っう！！」


あの日以来
乃愛は矢野を矢野は乃愛を
あからさまに意識し、お互い顔を赤くし
ていた


店長「…」

男性「すいません」

店長「いらっしゃいませ」

男性「あの…塩田です、田中さんからの
紹介で…」

店長「田中様から伺っております、奥の
席へどうぞ」

塩田「失礼します…」

店長「…」


初来店のお客様
緊張しながら辺りをキョロキョロ
席へ着くと店長と入れ替わり乃愛が接客
についた


塩田「…」

乃愛「初めまして」

塩田「…あっ」

乃愛「乃愛です、よろしくお願いします
今日は楽しんでいってください」

塩田「あ、はいっ！！」

乃愛「では前を失礼します」

塩田「…！！」


いつものように
鏡張りのテーブルの上に登り
棚からお絞りとコップを用意する乃愛

常連達には当たり前の光景だったが
今日が初来店の塩田には
刺激が強く…


塩田「…っう」


恥ずかしそうに目を逸らしていた