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乃愛「せっかくだし、店長も美羽ちゃん
とデートしたらどうですか？」

店長「美羽は…」

乃愛「私、別に怒りませんから」

店長「…」

乃愛「…」


違う、違うのに
こんな事言いたくないのに
意地になって喧嘩口調になり泣きそうだ
った


乃愛「…っうう」

店長「美羽はただの従姉妹で特別な感情
はありません、本当に…」

乃愛「…」

店長「それに私は…」

乃愛「…？」

店長「私が好きなのは、大事にしたいの
は乃愛さん一人だけです」

乃愛「っ、店長…」

店長「名前」

乃愛「えっ？」

店長「名前で、呼んでください」

乃愛「あ…っと…」

店長「…」


名前は知ってる
だけど名前で呼んだ事はなく
いざ名前で呼んでと言われると恥ずかし
くて…


乃愛「大河、さん…」

店長「(笑)」


一回呼ぶのが精一杯だった