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美羽「伯母様に言われたの…」

店長「…」

美羽「息子を…息子に店を辞めさせたら
工場に資金援助してくれるって…」

店長「工場？」

美羽「お父さんが経営してる小さな工場
経営難で資金繰りが大変なの…」

店長「なるほどね…」

美羽「…」


家族や親戚は
店の経営に反対していた
顔を合わせれば店を辞めろと言われるが
直接、何かしてくる事はなかった
だから…


美羽「嘘付いてごめんなさい…」

店長「…」


今回の件は驚きだった


美羽「伯母様には私からちゃんと…」

店長「店は辞めるよ」

美羽「えっ」

店長「今すぐにじゃないけど、近い将来
店自体、閉める事になると思う」

美羽「本当に？」

店長「本当に、だから叔父さんの工場は
大丈夫だよ」

美羽「良かった、ありがとう大河」

店長「その代わり…」

美羽「？」