ノーパン喫茶
第26章 自分らしく
矢野「だから…」
結城「立芳、自信持てよ」
矢野「兄貴…」
結城「もし仮に忘れてても約束してるん
だから、強く出ないと」
矢野「…」
結城「もしかしたらこれが最後のチャン
スになるかもしれないだろう」
矢野「最後…っ」
結城「…」
大袈裟な気もしたが
現状、乃愛との接点は大学だけ
だけど大学でも顔を合わせる事は少なく
本当に…
矢野「…」
これが最後のチャンスになるかも…
結城「立芳」
矢野「…っ!!」
覚悟を決めた矢野は
スマホを手に取り彼女に電話した
彼女がどう返答するかわからなかったが
進むしかない
迷ってなどいられなかった
矢野「…もしもし、俺だけど…」