【参加型小説・連鎖の尻尾】
第4章 女子大生殺人の件
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「俺は…【ハッキリと見えるが、所々しか声は聞こえない】って中途半端な能力なんだよ…」
ペガサスはばつが悪そうに頭をかきながら二人を見た。
「え?見えるけど…聞こえない?」
「いやいや、所々…聞き取れないって感じかな?だから、見えているけど…そのモノが何を伝えたいのか分からないんだ!」
煌太は小首をかしげた。
「成小坂は…どうだったんですか?」
白馬が聞くと、ペガサスは真剣な顔になる。
「成小坂は――――…見えて、ちゃんと聞こえるタイプ。だからって感じなんだけどね…霊やモノの声が聞こえるばっかりに…同調しやすいし…狙われるタイプ」
煌太は半信半疑で聞いていたが、なんとなくわかる気がした。